ふと気が付くと、大晦日まで残り5日しかなくなっていてちょっと焦りました、きぬです。
ここ数年は年末の旅に仕事に追われていたので、退職したら本当に感覚が鈍くなりました。
お年寄りのお客様が曜日感覚なく休日に電話してくるのを仕方ないな~と笑っていましたが、割と他人事じゃなくなってきた……あんまり笑えませんね。
(今はゴミ出しと、映画の割引と、人混みを避けるためにのみ、曜日を意識する暮らしをしています)
来年からは就活……を先送りにして、職業訓練を受けてみようと思っているので、受講を始められたら多少はましになるんでしょうか。
再就職の前のこの長いお休みの間に、やりたいことをちゃんと消化してすっきりしたいところです。
でも、そもそも私が「今のうちにやっておきたいこと」って、何?
いずれやろう……とボーっと思っただけでは、いざタイミングがきても取り逃してしまうかも。
逆に、せっかくできたことも日々の暮らしの中に埋没してしまって、「今年も何もできなかった!」と後悔してしまう羽目になるかも。
そんな悲しい事態にならないように、あらかじめリストを作ってみませんか?
手帳や日記を趣味とする人たちの中ではすっかりおなじみ、Wish listのご提案です。
Wish listとは?
Wish(=望み)
List(=一覧表)
つまるところ、「やりたいことリスト」とも言い換えられるかもしれません。
よく仕事などで使う「Todo list」との違いは、
Todo listが「やらなければならないこと」「すべきこと」を可視化し、消化していくことを目標としているのに対し、
Wishリストは「理想的なこと」「夢」といったふわふわとした「やりたいこと」を可視化することで、叶えるための行動に移すきっかけにしたり、達成できた時の喜びを味わうことを目的としています。
(この辺りは使用する人によって解釈の違いもあると思います)
たとえば私なら、年末が近づいた今、「仕事の関係者へ年賀状を出す」はTodo listに入れますが、
「親しい友人へ、せっかくなら手作りで凝った年賀状にしたいな」はWish listに入れます。
別にやってもやらなくてもいいけど、自発的にやりたいこと。できたら自分がうれしいこと。
そんな自分の「希望」を集めたWish listは、書いているだけでもワクワクしますし、
後から振り返った時も楽しく振り返ることのできる素敵なリストです。
新年の抱負と同じように、これからの1年間を素敵な「わたしがやりたいこと」で彩りましょう。
Wish listの書き方
私はほぼ日手帳Weeksの中にあるおまけページ「My 100」に、合計で100個の希望を書きました。
結構いろいろな自己啓発系ワークでも、こうして自分の希望することを100個書き出す、というのを見かけます。
100個って多いよ!!!!
って思いますよね。私もそう思います。
例年は100個も書くことができず、30個だったり、50個だったりしました。
でも今年は手帳メーカーのNOLTYさんが、こんな素敵なサイトを作ってくれたんです。
(NOLTYの特設ページへ飛びます)
(※アフィリエイトではありません)
- フリー入力:自由に入力できます
- 検索 :単語を入力すると、ジャンルから選べます
- ガチャ :ランダムにいろんな希望が入力されます
この3つの項目を使って埋めていきます。
特に便利だったのは3つめの「ガチャ」機能!
まずは思いついた端から記入していき、言葉がうまく見つからなければ2つめの検索でジャンルから探し……とうとう筆が止まったら、そこから先はガチャを選択。
そうすると残りの空欄が全部自動で入力されます。たとえば、こんな風に……
「中央分水嶺トレイルにチャレンジ」
「シタールを習う」
「錬金術を学ぶ」
などなど、私の貧相な発想力では出てこないアイデアがたくさん!!
こんな風にガチャで出てきたアイデアを見ると、
「中央分水嶺トレイルは厳しいけど、富士山登山なら一度はやっておきたいかも?」
「シタールって北インド発祥の民族楽器なんだ!インドで本場のカレー食べてみたいな」
「錬金術といえば、鋼の錬金術師は最後まで読んでなかったな」
などなど、内容から連想して自分が「いつかやりたいこと」を見つけやすいんです。
Wish listの中身は、「いつでもできること」でもいいし、いっそのこと「できるわけないじゃん」と言ってしまいそうな、壮大な夢でもいい。
自分の中にある叶ったらうれしいことなら、なんでもいいんです。
私はささやかなやりたいことを多めに書きました
私のWish listの中には、「りんご飴を食べる」なんてささやかすぎることも書いてあります。
壮大な夢が叶えばもちろん幸せですけど、
ささやかな希望であっても、叶うことは思った以上に嬉しいんです。
コツとしては、「やりたいな」とたまに思うけれど普段は忘れてしまうくらいのささやかな希望を書いておくと、ある日リストを見返した時、「あ、これこの間やったな」って思えます。
叶ったことには、しるしをつけておくとなおよいです。
丸でもチェックでも、マーカーでも、シールを貼ってもよいですね。
100個もある「やりたいこと」に、だんだん「やりたいことができた印」が増えていく。
12月に振り返る頃には、どれくらい夢がかなっているでしょうか。
こういう「振り返り」もまた、楽しいんですよね。
壮大な夢も書いたって良いんですよ
とはいえ、望みは「ささやかな日々の楽しみ」だけじゃありませんよね。
「ライオンを自宅で飼いたい」
「クルーズ船で世界一周旅行をしたい」
「北欧の国で暮らしたい」
今すぐには無理でも、いつか叶えたい、壮大な野望だって書いていいじゃないですか。
日々の生活を送るうえで、人それぞれどうしても制約があります。
たとえばうちは可愛い犬がいますが、車に乗ったり不慣れな環境に居るのが苦手な犬なので、
遠方へ数泊かけて泊りに行くことはできません。
飼い主に許されるのは1泊2日までで、かつ体力がないので過密スケジュールの旅行はつらいだけになってしまう。
今は円安だし貯金も限りがあるし……となると、海外旅行はなおさら気が引けます。
一度も国外に出たことがないので、一度は行ってみたいんですけどね。
事情は違えど、多かれ少なかれ、みなさんにも同様に家族や仕事、その他諸々の制限があるはず。
それでも、壮大な夢をリストに書いてすぐに叶えることはできなくとも、
「自分はこういう希望を持っている」と自覚するのは、夢を叶えるために大事なことです。
「理想の体型の人」の写真を目に見える場所に張っておくと、ダイエットの成功率が上がるとよく言いますよね。
同じように、Wish listに夢を書いたら、そのページを見る度に目にすることになります。
たとえば「自分は北欧で暮らしたい」と書いた夢を見返して意識に留めることで、
近所の語学スクールがフィンランド語も扱うようになったら、習ってみようと思うかもしれませんし、海外で暮らすための基盤づくりとして、貯金のモチベーションがあがるかもしれません。
夢を自覚することで、行動が変わって、夢を叶える方向に近づいていく可能性があるんです。
(ライオンを個人で飼育するのは現代日本ではまず不可能ですが、動物園の飼育員に転職するとか、海外の野生ライオンの保護活動に参加するとか……別の形の叶え方があるかもしれませんよね)
そういう理論を見かけてから、私はWish list を書くのが一層楽しくなりました。
日記が習慣化してから、ログを残すことの楽しさを知ったのも大きいですね。
結構手帳を予定管理のためだけに使って終わり、という人の場合、
巻末などにあるメモページなどを何も書かずに持て余して終わり……というケースが多いと思うので(以前の私です)
年末年始の長期休暇でゆったりとした暇な時間を過ごす際、活用してみてはいかがでしょうか。
まだ手帳買ってないよ!という方は、おまけページとしてWish listが書ける欄があらかじめ設けられている手帳をあえて選ぶのもよいかもしれませんね。
NOLTYさんでしたらたとえばこのあたり。
私が使っているのはこちら↓のほぼ日手帳weeksになります。
パディントン、復活してますね!!!
新年が皆様の手で、一層よりよき年に彩られますよう、心よりお祈り申し上げます。
蛇足
毎年欠かさず、実家で家族そろって年末年始を過ごしてきましたが、
今年はついに人生初の、一人で新年を迎える運びとなりました。
本日決まりました。
実家の家族が、新型コロナに罹患したのが敗因です。
今年も、新型コロナもインフルエンザも猛威を振るっているようなので……
皆さま、予防のマスクと手洗いうがいを欠かさず……健やかに良いお年をお迎えください……
母のお煮しめ、食べたかったなァ……