寒冷地仕様の防寒対策(室内編)

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寒冷地仕様の防寒対策(室内編)
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今朝(20日)は東京都心など所々で今季一番の冷え込み 仙台で初霜と初氷を観測(tenki.jp)
(2024年11月20日)

というわけで、気を抜いていたら駆け足で冬が近づいてきた今日この頃、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

どうもこんにちは、きぬいろ。のきぬです。

今朝はとうとう暖房なしとはいえ、室内で白い息を吐くような朝を迎えたため、満を持して今日から反射式灯油ストーブ解禁しました。真冬にはマイナス10℃以下も珍しくない寒冷地では、集合住宅でも灯油ストーブOKの賃貸がほとんどです。ありがたや。

都内でも上記ニュースのような冷え込みということで、今日は私が使用している防寒対策をご紹介したいと思います。

  • 比較的手ごろな価格で、コスパよく暖かい部屋を作りたい
  • 割と寒がり冷え性なので普通以上に暖かい部屋で過ごしたい(私です)
  • 築30年超の建物で設備が古いため、防寒対策をしっかりしたい(私です)
  • ペット・子どもがいるので自分だけじゃなく室内全体を温めたい

そんな人たちにおすすめ!なあったか防寒対策、まとめてみました。

床に敷物を敷く

我が家には可愛い6歳のマルチーズ(小型犬)がいるので、普段過ごす居室には厚手のジョイントマットを敷き詰めています。当初は下の階への防音目的でしたが、約1cmの厚さが床からの冷気をシャットアウトしてくれているため、敷いていないキッチン等と比べて足元の冷え加減が大違いです!

(我が家で使っているものはすでに廃盤になっていましたが、後継品が出ているようです)

  • 子ども・ペットがいて、防音や振動対策も併せて行いたい
  • どうせなら床全面を覆って防寒性能を高めたい or 通年で敷きっぱなしにしてもよい

上記の方にはおすすめです。

逆に秋冬の間だけよく過ごす場所にだけ敷ければいい場合、私ならホットカーペットを導入したいです。

暖かい空気は上に逃げていくので、やはり寒さに対抗するには足元の冷え対策が必須なんです。

あと末端冷え性なので足元があたたかいと、それだけで幸福度割り増しになるんですよね。

私がホットカーペットを選ぶ場合のポイント

  • 電気代
  • タイマー機能(6時間で自動OFFにする機能など)
  • 使用面積の切替(半分だけ温めるなど)

↓こちらのサイトが詳しく比較しているので、参考にどうぞ。(外部サイトへ繋がります)

【2024年】ホットカーペットのおすすめランキング5選。2畳サイズの人気製品を徹底比較

-360.life(家電批評)より

あと、ホットカーペットを買うなら、さらに下に敷く断熱アルミマットもセットで購入したいです。

床へ逃げていく分の熱がホットカーペット内に留まるので、節電になると思います。

断熱性と一緒に、滑り止めの機能も一緒に入っているものだとこのあたりでしょうか。

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床に何も敷いていない部分は、冬向けのルームシューズ・ブーツを履いて移動するイメージですね。

ワークマンのヘヤルームブーツが1,290円で評判が良いのでちょっと気になっているところです。

が、通年で履ける靴下100均のもこもこ靴下+安い冬仕様のスリッパ・ルームシューズという組み合わせでも、割と乗り切れます。

室内履きに1000円も出せないよ!という節約家の方は、ぜひお試しください。

窓には断熱シートを使う

床の次は窓です。窓からは50%近い熱が出入りするそうなので、対策は必須となります。

我が家は寒冷地にも関わらず、薄いガラス窓なうえにアルミサッシという悪条件。

朝起きると結露しているし、当然の如く真冬には凍って外が見えなくなるくらい冷気が入ってくるのです。

そのため以前はニトムズの断熱フィルムを貼っていたのですが、ずぼらな性格には向きませんでした。

張替えを面倒くさがって数年放置したら、フィルムが劣化してぼろぼろに崩れ、窓ガラスにかけらがこびりついて落ちない!!!

(退去するときまでにはきれいにしないといけないのですが、現状落ちない欠片からはそっと目をそらしています……)

これは張り直したところで同じ惨劇が繰り返されるだけだ……ということで、昨年から導入したのが下記の冷気ストップライナー

農業のビニールハウスで使うような厚手のビニールを、レースカーテン用のレールに吊り下げて使います。

吐き出し窓の場合は床を少し這う程度、腰高窓の場合は窓枠を超える程度に設置することで、下に落ちてくる冷気を、窓と床の間にとどめて、室内に入ってこないようにする製品です。

このビニールカーテンの上から、もともと使用している遮光・断熱系の厚手のカーテンを吊り下げると、本当に部屋の温まり具合が違います。

難点を言えば、レースカーテンが使えないため、見通しがよくなってしまうことでしょうか。

我が家は冬の間はとにかく断熱性を重要視しているのと、隣家との立地の関係上、カーテンはほとんど閉めたまま過ごすことが多いので気にしません。

気にする場合は視線を遮る柄や加工のされているものを選ぶことをお勧めします。

また、我が家では腰高窓に面してベッドが置いてある都合上、下まで垂らすのは結露が滴ってくるリスクがあります。

そのため、窓枠内にビニールを収めて、その手前に冷気遮断用の断熱ボードを立てています。

断熱ボードはダイソーの断熱ボード(200cm×30cm、吸盤3個付)税込330円を購入しました。

以上の窓の対策に関しては、夏場の暑さ対策にもなるので、通年でできる対策としてもおすすめです。

暖房器具の選び方

さて、床と壁の寒さ対策ができましたが、そもそも室内の気温を温めないと冬に快適には過ごせません。

室内を温める上で、私は3つの暖房器具を段階に併せて使い分けています。

寒さレベル1:夜などに室内気温が20度を下回ることがある時期
エアコン

愛犬のために、そして寒がりな自分のために、室内気温は原則18度~20度を目安に考えています。

徐々に寒暖差が大きくなり、夕方から夜にかけて18度を下回るようになったら、その時間帯だけエアコンで暖房を利かせます。

エアコン使用の際は、合わせて天井へ向けてサーキュレーターを回すと頭だけのぼせて足元が寒い……ということがなくて快適です。

あと、加湿器も併用をはじめます。
でないとエアコンで乾燥して、犬の毛が静電気でバチバチになります。

寒さレベル2:日中も気温が20度を下回るようになった時期
エアコン遠赤外線ヒーター

最高気温が20度を切るようになったら、日中もエアコンを使用するのに加えて、遠赤外線ヒーターも出します。

遠赤外線ヒーターは、一か所を重点的に温めるスポット暖房です。

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外出時の犬の留守番時に、遠赤外線ヒーターを留守番ケージの寝床へ向けて置いたり、就寝時にベッドに向けてつけておくことで、エアコンのみ使用するよりも、電気代が安くなります。

遠赤外線ヒーターの自動OFFタイマーが切れる頃にエアコンが付くようにセットすることで、犬と人間の周辺の温度差を抑えています。

(我が家のエアコンは耐用年数を過ぎた古い機種なので、今の省エネエアコンの場合は比較して検討してください)

電気代の節約のため、真冬用の羽毛布団や毛布、湯たんぽ等の使用をはじめるのもこの時期です。

犬が毛布などの中に潜ったり、ペット用の湯たんぽなどで暖を取れるタイプであれば、夜間のヒーター使用を減らせそうな時期もあるのですが……我が家の犬は何かで包まれるときの不自由が大嫌いなので、断固として布団の上でしか寝てくれません。いいよ、君のための暖房だから。飼い主はそのおこぼれに預かっているだけだから……。

寒さレベル3:日中の最高気温が1桁台になった時期
灯油ストーブ(反射式)

昨日から、ついにこのレベル3に突入しました。最高気温1桁となると、我が家の貧弱エアコンでは全力でうならせてもせいぜい室内気温14度程度までにとどまります。

こうなったら石油ストーブの出番です。

我が家は温風を吹き出すファンヒーターではなく、反射式の石油ストーブにしています。

理由は、上にやかんなどをかけたいから。

加湿とともに、いつでも熱湯が用意できると温活もはかどります。
(※ストーブの機種やメーカーによって、上にやかんを置くことをNGにしているメーカーもあります。
私はやかんを置く前提で設計されている「トヨトミの製品にしました!)

ペットが正面を陣取ってしまって温風を遮られて寒い、ということもなくて、とても快適ですよ!

設置場所は、キッチンとつながるガラス扉の手前に置いています。
キッチンからの冷気を中和できるし、やかんや鍋の出入りが手軽でとても便利です。

あと、キッチンで換気扇を回しながら扉を少しだけ開けておくと、ある程度常に換気ができるので、1時間に1度は窓を開けて換気しなきゃ!という億劫さが薄れるんですよね。

なんかのぼせてきた?ボーっとするなと思ったら窓を数分開ければ大丈夫です。

ただし、小さいお子さんが居たり、ストーブに近寄りすぎるタイプのペットがいる場合、対策をよくよく考えないと火傷や火事の危険性があります。

また、電気代の代わりに灯油代がかかりますし、ガソリンスタンドやホームセンターにポリタンクを持参して購入するか、割増料金で定期配達を依頼して、結局タンクからストーブの給油タンクへは自力で給油する必要があります。

そのあたりが難しければ、電気のオイルヒーターなどを検討する必要があるのかな?と思います……

ただ、電気よりも炎の方が熱効率が高いので、寒冷地で灯油系を使わない選択肢は少ない気がします。

なお、ポリタンクからストーブのタンクへ灯油を移すポンプは、絶対に手動ではなく自動給油ポンプを買ってください。特に安価なスティックタイプではなく、下のタンクのキャップ部分にねじ込んで固定するタイプがおすすめです。

数百円の違いかもしれませんが、都度刺して抜いてを繰り返すスティックタイプより、圧倒的に灯油を床に零したり、キャップを閉めきれていなくて玄関周りが灯油臭くなったり……というトラブルがなくなります。

今年から下の商品に買い替えて使い始めたばかりですが、既にもう今年最高の買い物をした気がしています。キャップ閉め直さなくていいの、楽すぎる!

まとめ

私が住んでいるのは長野県南信地方で、県内では比較的積雪量が少ない地域です。

一番冷え込んだ日で大体-10℃前後に収まる環境ですが、大体以上の対策で乗り切っています。

室内の防寒対策で大事なことは下記の3点

  • 床は断熱性の高い敷物を敷く
  • 窓は冷気カットライナー遮熱カーテンを併用する
  • 暖房器具はエアコン遠赤外線ヒーター石油ストーブを使い分ける

部屋が寒くて凍えてしまっている方、冬の寒さに備えたい方の一助になれば幸いです。

近々、暖かく過ごすための服装編も追加で公開しますので、興味のある方はまた御覧いただければ幸いです。

いよいよ12月になりますが、皆さま健やかに暖かくお過ごしください。

なお、途中で紹介した360.life(外部サイトへ接続します)のサイトは、製品比較の際によく利用します。Prime ReadingではPrime会員であれば無料でここの雑誌の電子版も読めるので、雑誌買っている方はぜひ一度チェックしてみてください!

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