今日、DRUM TAOの2024年公演を鑑賞してきました。
偶然実家にいる時に、地元企業枠で流れていたテレビCMに目を奪われまして……地元である長野県の塩尻レザンホールで公演すると知って、10月なら暇してるだろうしいけるな!と軽率にチケットを取ったあの日の自分を褒め称えたい。ぼっちの初参加でしたけど、めちゃくちゃ、とてつもなく、素晴らしかったです。
上のPV映像でもめちゃくちゃ踊るし太鼓叩くしで素敵なんですけど、やっぱり生で見ると迫力が桁違いなんです。太鼓を叩く一発一発が、ホール中にいる人を芯から物理的に震わせる感じ。棒術のようなパフォーマンスで舞い、ここぞという場面で床を打ち音楽の一部にしてしまうのも、扇子での舞も、本当に軽やかで、美しくて、楽しくて。客席からの拍手も演奏の一部になるのが幸せで、終演後幸せな手の痺れを握りしめました。
今回曲名も縁者の方も一切の情報なしで観て、小?中?太鼓と棒術がめちゃくちゃ印象的だった金色っぽい衣装の川崎さんが素敵だなあと思いました。今回の中で推し、と呼ぶなら彼かもしれない。彼、なんとなく推し俳優の三好さんと似た空気を感じたんですよね……一挙一動を丁寧にする感じがまぶしいなあと。
あと席が上手側だったので、エンターテイナーな原崎さんと山本さん、水藤さん(勝手に髪型と印象だけで東根さんと呼んでました。HQの……ごめんなさい……)が割と近くで見られることが多くて楽しかったです。
早速Apple musicのサブスクで聞ける曲を聴きながら帰路についたんですけど、既にあの迫力が恋しい……。会場手前でうっかり方向感覚を失った私を助けてくれた歴戦のファンの方は、三重県から遥々来たガチ勢だったんですけど、追いかけたくなる気持ちがめちゃくちゃわかる。舞台観劇もそうですけど、配信があろうが円盤が出ようが、結局生の魅力には叶わないんですよ。
フットワークが軽くて満喫していらっしゃってとてもまぶしい。素敵な方でした。その「好き」を大事にする姿勢と体力、見習いたい……!
吹奏楽部然り、音楽って文科系のふりして体育会系だよなとはもともと思っていたんです。アイドルも歌って踊って、力を振り絞ってパフォーマンスしてますけど、今回のDRUM TAOはすごい……本物のマッチョしか実現できない世界だ……ってなりました。女性のパフォーマーの方もめちゃくちゃスタイルいいのに、力強いたくましさを感じる。筋肉のうなりを感じる。
そういえば中学生のころの音楽の授業で太鼓や琴はやったことあったなあ。手がとても痺れるし、当時はピアノのんびりやってたからそこまで興味持たなかったんだよなあ。でも、あの頃もし太鼓に興味を持っていたら?あの時触れた太鼓よりもとても大きかったり、小さかったり、いろいろな太鼓が出てきて、バチの長さも様々で。ほかにも横笛や尺八、琴なども出てきて、楽器観るだけでも楽しかった。
この世には知らなかったり、触れたことのない楽器がこんなにあるんだな。
そもそも楽器という形はしておらずとも、棒で床を打つのだって音楽に加えられるんだなあ。
じゃあ、一度も触れたことのない尺八を奏でることに挑戦してみたら?
太鼓を作る側もやってみたら?
やったこともない、知らないことがこの世には途方もなくたくさんあるわけで。
魅力を知って、挑戦して、努力を積み重ねる中で実績を積んだ人が、ああして舞台の上に立っている。
可能性は無限大なんだなあ。そんな風に思いを馳せた、一介の凡人なのでした。
次、3月に長野市で公演するらしいので、あわよくばまた行きたいなと思っています。
願わくばまた塩尻に帰ってきてください。一番行きやすいエリアなので。その時は母にも布教します。
長野県はなにかと山が邪魔だし縦に長いから県内とはいえ長野市は地味に遠いんです……
いやしかし太鼓、音が大きいのでちょっと演者の方の耳が心配。何かしら対策していらっしゃるんでしょうけれども。あと本当に運動量がすごい。
なかやまきんに君の「世界でいちばんやさしい筋トレ+有酸素運動」を1日10分、3日続けたら今上半身がどえらい筋肉痛になってる今の私には厳しい。(右腕上がらなくなってます)
でももうちょっと鍛えて腕がましになったら、和太鼓ちょっとどこかで叩いてみたいですね。
あれを趣味にできたら絶対に楽しい。長野県か山梨県あたりのどこかで、太鼓体験教室とか、太鼓ダイエットレッスンとかやってませんか?
興味持ったこと、とりあえずやってみよう。その精神でしばらく生きてみようと思います。
生粋のインドア民でなかなかフットワークが重いけれども。できるところから。